今日だけあの子はキミのもの

なあ、君は桃髪は好きか？俺は好きだ、故に作った。理由なんていらない。ただ、美しい桃色の髪が見たい。そのシンプルで、純粋な欲望を、俺は叶えたかった。ふわふわで、甘い香りが漂ってきそうな髪。汗ばんだ肌に張り付く、濡れた髪。乱れた髪と、艶めかしい表情が織りなす官能的な瞬間。彼女たちの笑顔も、挑発的な表情も、すべては、その桃色の髪をより美し...

その「仕事」は、彼女と二人きりの時に始まった。「…先輩、この後、ちょっと付き合ってくれませんか？」バイト先で、いつも明るく頑張っている後輩。だけど、仕事が終わると、彼女は全く違う顔を見せる。二人きりの帰り道、あるいは人気のないバックヤード。彼女が僕にだけ見せる、無防備で、挑発的な表情。「…ねぇ、先輩。もう、誰も見てませんよ？」彼女の甘い...