栄初涵 触覚消失女子――「先生…私、もう救いがないんですね」【栄初涵】 ◆作品内容「先生…私、もう救いがないんですね」私の人生は…この病室で、ずっと‘実験体’として終わっていくのかもしれない。?先生は一生懸命、私の病気を治そうとしてくれているけど……」「触覚も、痛覚もない――そんな病気。」医者と患者――その関係は、最初から平等なんかじゃなかった。‘痛みも温もりも感じない’――触覚をまったく持たない、極めて稀な... 栄初涵