
夏の校舎に響く、秘めたる水音。セーラー服の奥に垣間見た、熱を帯びた肛門の毛の甘美な残像。あの子の意外な一面に、心が囚われた。【シヴァ】
【作品説明】遠く、蝉時雨が肌を撫でるように降り注ぎ、焼け付くアスファルトの熱が、校舎の隅々まで湿り気を帯びてこもる。誰もいないはずの閉ざされた場所。まどろむ午後の光は、木漏れ日となって、ひっそりと隠された一角へと滑り込み、青白い陰りを落としていた。その空間は、まるで許されない秘密を共有する、夢幻のようだった。やがて、そのわずかな光の先で、純白...