サバミソ

「ナンバーズの反逆者は、壊してから調べるのが一番確実だ。」黒の騎士団のエース、紅月カ〇ン。ある作戦中、孤立した彼女はブリタニア軍の特務部隊により拘束され、王都ペンドラゴンの地下施設へと連行される。そこは、尋問と称して‘躾’を施される場所。国家に従わない者を屈服させ、記録し、調教するための舞台だった。「あなたたちに屈したり…しない……ッ」そ...

失われた冒険の日々からしばらく経ったある夏。ナディアは、世界を知るために一人、南の島を訪れていた。強い日差し、透き通った海、そして静かな村に暮らす、かつて科学者だったという初老の男。「戦ってばかりじゃ、世界のほんとうの姿は見えないんだよ」偏屈だけど、どこか寂しげなオジサンとの出会いが、ナディアの心に少しずつ‘余白’を作っていく。素直になれ...

放課後の音楽室。いつものようにギターの練習をしていた梓は、偶然居合わせた他の部活の男たち──年上の運動部の先輩たちに声をかけられる。「軽音部って、部室の使い方ゆるいんだな」冗談交じりの会話から始まった、少しだけ踏み込んだ関係。最初は戸惑いながらも、いつしかその‘囲まれる感覚’に、彼女は抗えなくなっていた。スカートの上から撫でる手。耳元で囁かれ...

名門・鈴木財閥のお嬢様、園子。華やかな交友関係、自由奔放な性格。けれど、その裏にある’もう一つの顔’を、彼女は誰にも知られたくなかった。ある日、園子の元に一通のメールと一枚の画像が届く。そこに映っていたのは、過去に‘出来心’で撮られていた、自室での秘密の映像──無防備な姿、赤らんだ頬、ひとりきりの夜。その‘秘密’を握ったのは、かつて財閥案件に関...

「……そのデータ、どこで手に入れたの？」志保の声は低く抑えられていた。目の前の男――元・黒の組織技術班の古株、芦田（あしだ）は、にやにやと笑いながらUSBを指で弄んでいる。「へぇ、やっぱり本物なんだ。安心したよ」「消しなさい。それが漏れたら――」「君のキャリア、地に落ちるな」冷たく告げるその言葉に、志保は思わず唇を噛んだ。内容は、‘志保が...

『放課後、わたしは‘可愛いおもちゃ’だった』軽音部に新しく入ってきた後輩──中野梓。真面目で気が強くて、少しだけ不器用。だけどそんな彼女のことを、先輩たちは最初から‘可愛くて、仕方なかった’。部活が終わったあとの誰もいない部室。唯先輩の気まぐれなキス、律先輩のからかうような愛撫、澪先輩の優しくも意地悪な言葉、そして紬先輩の無言の微笑みと冷たい指...

「潜入対象は、私立天霊学園。生徒会と教師陣の一部が、淫魔召喚術を使った実験体を…生徒たちに。」正体を隠し、制服に袖を通したゆきかぜは、ターゲットの教員に近づく。しかし、学園内はすでに魔に染まり、彼女の身体は知らず知らずのうちに‘快楽の波動’に侵され始めていた──。「…こんなっ、はずじゃ……ない…！」魔力感知が鈍る。術式が乱れる。知らず組み込まれて...

正直、最初は軽いノリだったんだ。友達の紹介で来た飲み会、ちょっと派手めな女子たちに囲まれて、いい感じに酔ってきたところまでは覚えてる。でも――そこからが完全に予想外。「ねぇ、一緒に来ない？」って耳元で囁かれて、気づけば俺は部屋の中心にいて。服を脱がされたのか、脱いだのかも覚えてない。ただ、誰かの手が、唇が、肌が…どこに触れてるのかもうわからない。...