みずいろマリン いもうと日和〜妹のままでいたくない〜【みずいろマリン】 ふたりの距離は、いつも近くて、だからこそ遠かった。隣に住んで、同じ道を歩いて、あたりまえのように過ごしてきた日々。でも、いつからだろう。彼女の声が少しだけ、胸に残るようになったのは。ふとした仕草、視線の先に宿る気配。「兄妹みたいだね」と笑っていたあの子が、いま、どこかで何かを変えようとしている。――私は、もう‘妹’じゃいられないから。... みずいろマリン